「敏感肌」っていったいどんな状態?

乾燥、紫外線など肌をとりまく厳しい環境の影響や精神的なストレス、ホルモンバランス、体調などの内部的原因で新しい皮膚細胞を生み出すペースが遅くなり、新陳代謝が滞ることにより肌のバリア機能が働かなくなることがあります。

バリア機能が働いていない肌は、紫外線や有害物質に対して無防備になり、ちょっとした刺激にもかぶれやかゆみ、炎症などのトラブルを引き起こす「敏感肌」になります。

バリアがないため、水分をキープすることができず、肌がさらに乾燥して弾力を失うと、 ますます外部からの刺激に抵抗力のない状態が悪化するという悪循環に陥りやすくなります。

敏感肌の状態

・皮脂膜の欠如

乾燥した外気、洗顔のしすぎなど誤ったスキンケア、皮脂分泌量の低下などにより 肌の表面に皮脂膜が形成されなくなると、外部からの影響を受けやすくなります。 また、肌内部の水分が蒸発して乾燥し、ますますバリア機能が低下します。

・角質層の乾燥

皮脂膜の欠如やNMFの機能低下、新陳代謝の滞りなどにより、 角質細胞が乾燥すると、細胞間の隙間から潤いが流出し、 ますますバリア機能が低下します。

・角質層の剥離

角質細胞が乾燥した状態になると、ぼろぼろとはがれ落ちやすくなります。 角質細胞がはがれ落ちることで角質層が薄くなると、 外部からの刺激が肌の内部にダイレクトに伝わり、すこしの刺激が ピリピリと傷みに感じたり、炎症やかゆみなどを起こしやすくなります。