ハス胚芽エキス

ハス胚芽エキスは、発芽に必要な栄養素を豊富に含む“芽”の部分(蓮子芯)から抽出した成分です。 皮膚の炎症抑制、コラーゲン産生促進、基底膜保護など多面的に働きかけ、ハリ・弾力・潤いを支えます。 エイジングサインに多角的にアプローチする天然由来成分として注目されています。

主な作用メカニズム

表皮の炎症制御(PGE2産生抑制)
ハス胚芽エキスは、表皮レベルでのプロスタグランジンE2(PGE2)産生を抑制する働きが報告されています。PGE2は皮膚の炎症シグナルの一つであり、慢性的な微弱炎症は真皮におけるコラーゲン分解や線維構造の劣化を促進するため、PGE2の抑制は“炎症による老化促進”を間接的にブロックします。

線維芽細胞の活性化とⅠ型コラーゲン産生促進
 真皮に存在する線維芽細胞はⅠ型コラーゲンを中心に皮膚の構造を支えます。ハス胚芽エキスは線維芽細胞の増殖を促進し、プロコラーゲン(Ⅰ型コラーゲン前駆体)産生を高める作用が確認されています。これにより真皮のコラーゲン基盤が補強され、ハリ・弾力の維持に寄与することが期待されます。

基底膜構成成分の産生促進による接合強化
 表皮と真皮の境界にある基底膜の構成成分(例:コラーゲンIV、ラミニン等)の産生を促進することで、両者の接合が強化されます。基底膜が健全であることは、表皮〜真皮間での構造的支持とシグナルの正常化に重要であり、たるみ予防に寄与します。

複合的効果としてのエイジングケア
 上記のように「炎症抑制」「コラーゲン産生促進」「基底膜保護」という互いに補完し合う作用点があるため、ハス胚芽エキスはシワ・たるみなどの年齢サインに対して多角的にアプローチできる天然由来成分と位置づけられます。

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